石崎小児科マーク

小児科NOW このコーナーでは近頃函館近郊で、流行っている病気の情報や
函館市の救急当番医院を紹介しています。

はやりの病気一覧

溶連菌感染症[03.06] 
溶連菌感染症はのどを痛がり熱が出ることが多くみられます。きちんと治療しないと後から腎炎を起こしたり、リュウマチ熱〈心臓に障害を起こす)になったりすることがあります。

水疱瘡[03.06]
初期症状は水泡をもったぶつぶつが体にできます。熱が出ないときもあります。合併症は比較的少ないのですが治るのに約1週間かかります。初期に抗ウイルス剤を使うと症状を軽くすることもできます。

おたふく風邪[03.06]
おたふく風邪は耳の下が腫れたり、痛がったりします。熱が出ることも、熱がないこともあります。片側しか腫れないこともありますが一度罹ると基本的には一生罹ることはありません。合併症は髄膜炎が比較的多いので全身状態が悪くひどく頭を痛がり何度も吐くような時は早めに受診してください。

インフルエンザ[03.05] 
インフルエンザはよく普通のかぜ(普通感冒)と誤解されますが、ウィルスの種類が異なり、高熱がでるだけでなく、場合によっては重症化、合併症をも引き起こす恐れのある感染症です。特に小さなお子さんの場合、処置が遅れると、インフルエンザ脳炎・脳症をはじめ様々な合併症や重症化を招く恐れがございます。お父さん、お母さんをはじめ 周りの方が注意してあげてください。

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎[03.05]
感染は、保菌者の唾液や鼻汁などが飛散することによって感染します。また、食品や飲料水を介しての感染や皮膚などの創傷部(外傷、火傷など)からの感染もあります。
溶連菌感染症はA群溶血性レンサ球菌が病原体ですが、多様な病像をもち、扁桃炎などの上気道感染、皮膚感染症、猩紅熱などが主な疾患です。
上気道感染は、潜伏期間は2~4日。突然の発熱(38℃くらい)、のどの痛み、全身倦怠から始まり、頭痛、頸部リンパ節の腫張、扁桃の発赤腫張が見られます。小児の場合には、嘔吐、腹痛を伴うことも多く、扁桃の腫れにより、ものを飲み込む時に痛みが生じます。

感染性胃腸炎[03.05]
ウイルス又は細菌が原因で起こる胃腸炎を一括したものであり、いわゆる「お腹にくる風邪」もこの病気に含まれます。ウイルスの代表的なものとしては、ロタウイルス、小型球形ウイルス等があります。

流行性耳下腺炎[03.05]
ムンプス(おたふくかぜ)ウイルスの飛沫感染により起こります。4~5歳をピークに発症します。基本的には一度かかると一生免疫が得られるので、二度かかることはほとんどありません。